少しタガのはずれた絵日記


by oka002
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手始め

かねてよりの宿願叶い、昨夜から使い始めた「LISMO!」。
いの一番にケータイ転送したのは、この本の付属CDです。
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『ポルトガル語のしくみ』市之瀬 敦(著) 白水社

著者の市之瀬さんはサッカー、とりわけポルトガルサッカーの熱烈な愛好者です。
スポーツナビ」に書かれるコラムはポルトガルファンにとっては貴重な情報源であるとともに、愛情たっぷりにユーモアを交えて綴られた文章は読者を楽しませてくれます。
EURO2004ポルトガル大会の折にはこの方がコラムと共に「ポルトガルゼミ」まで開いてくださり、未だに面白く読んでいるほどです。

まあ、そういう方がお書きになったポルトガル語教本ですから(と言ってもそれほど堅苦しいものではありません。軽い読み物としても充分楽しめます)、読み手としては俄然空想が働くわけでして。
なにしろ真っ先に出て来る例文からしてこれですからね。

Nuno ama Clara. (ヌーノはクララを愛する)

この単純な文章でさえ、「クララとは、いずこの奥方でござりまするな?それかお兄さんと瓜二つな妹さんとか?」と思わず含み笑いも出るアホが約1人。
その後いくらも読み進めないうちに

Nani joga futebol. (ナニーはサッカーをする)

なんてのが出てきて「そのまんまじゃないですか」と突っ込んでみたり。
さらに続けてもう一例。

Cravinho chama Carvalho. (クラヴィーニョはカルヴァーリョを呼ぶ)

これなど「カルヴァーリョ…今度は何をしたの?クラヴィーニョって誰よ?」と、もはや文法などそっちのけで盛り上がってます。←オイッ(゚Д゚ ;)!!

冗談はさておき(実はそれほど冗談でもなく)、この本を読んでいるとポルトガル語もしくはポルトガルの周辺情報が自然に頭に入ってきて、非常に面白いです。
例えば第二章に「ルイス・フィーゴの隠された“真実”」というセンセーショナルな表題のついた一節があります。
何事かと鼻息も荒くページを開いてみると何のことはない、前に当ブログでもお話したことのあるポルトガル人の姓名を解説した箇所でした。
洗礼名が2つに苗字が2つ、母方と父方の両方をつけるという例のお作法ですね。
ただし、ポルトガルの法律では6単語までの登録が認められているとか、既婚女性は元の苗字(母姓+父姓)に夫の最後の苗字を付け加える場合もあるなど、全然知らなかったことも記されていて思わず「へ~」と唸ってしまいました。

CD末尾の方にはポルトガル文学鑑賞?と言えるパートがあります。
「ここに地終わり、海始まる」で有名なカモンイスの詩「ウズ・ルジアダス」や、名前を聞いて是非読みたいと思っていたフェルナンド・ペソアの詩が収録されていたのには感動しました。
また、早口言葉やベンフィカ(ポルトガルの名門サッカーチーム)の応援歌なども入っています。
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by oka002 | 2007-08-06 23:08 | 書物の歓び