人気ブログランキング | 話題のタグを見る

少しタガのはずれた絵日記


by oka002
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

希臘と書いて「ギリシア」と読みます

  ↑字、つぶれちゃってるし(^^;

すみません。今日はまず訃報から。

松平千秋氏(京都大学名誉教授・享年90歳)→ニュース記事はこちらほか

ニュースでお名前を見つけて「えっ」と思いました。
古代ギリシア文学の翻訳などで数々の業績を残された先生ですね。
懐かしいお名前につい私の貧弱な本棚を見返してしまいましたよ。
この先生、有名なホメロスの『イリアス』『オデュッセイア』(いずれも岩波文庫に収録)も訳しておいでですので、興味があれば見つけるのは比較的容易かと思います。
(ちなみに私は二つとも未読というか、呉茂一・高津春繁の両先生訳を死蔵中ですOrz)




 
   
小さいとき『星と伝説』という野尻抱影氏の名著を読んだせいか、ギリシア神話に凄く興味をもった時期があるのです。
百科事典を片端から開き、ギリシア的な名前を探し出しては読み漁ったことも。
項目によってはギリシアの壺などから取った絵が挿入されていますので、これを見るのも楽しみでした。
ご存知のようにギリシアの壺絵には独特の様式美があって、想像力を掻き立てますしね。

少し大きくなると今度はギリシア古典文学に波及しました。
プラトンとかソポクレスとか、わかりもしないくせに文庫でコレクションしたりして。
そういうわけで松平先生の訳書も私の手元に2冊ばかりあります。

ヘロドトス』 世界古典文学全集10 筑摩書房
 全集と言うだけに結構な貫禄のある本。一冊丸ごと「歴史」を収録しています。
 古本屋で見つけ、喜んで購入したものの読みかけのまま頓挫してます。←罰当たり

アナバシス―敵中横断6000キロ』 クセノポン著 岩波文庫
 「船橋市」とは関係ないようです、多分。
    ↑「多分」ジャナイダロヽ( ・∀・)ノ┌┛ガッΣ(ノ`Д´)ノ !!!
 手違いから取り残された遠征先のペルシアから遥かギリシアまで撤退する戦記文学。
 一冊物の文庫にしては厚みがありますが、なかなか面白くて割とすぐ読めましたよ。
 物資調達とか士気向上とか、軍事に限らず一般的に示唆するところもあるように思います。
 「食う軍」上層部にももしかしたら参考にしていただけるかもしれません。←ハ?(; ゚д゚)


…やばい…名著なのに読んでないものが多過ぎ…
暇を見つけて読書を再開しなくちゃいけませんね(滝汗)。
by oka002 | 2006-06-27 22:58 | 書物の歓び