妖艶で退廃的な多田ワールドに溺れる
2006年 03月 15日
遠い昔、妹が友達から漫画を2冊ばかり借りてきました。
私も読ませてもらったのですが、絵柄と言いストーリーと言いそれまで見たこともない独特の世界観に打ちのめされたものです。
Tractusさんのお宅で偶然名前を見かけ、どうにも書かずにはいられなくなりました。
作者は多田由美さんで、その漫画とは次の2冊です。
『トイ・ドール』
ミッシェルとクリスの若いカップル。
二人の間にはバービーという娘も生まれ、貧しいながら協力して子育てを始めました。
しかしあるときミッシェルが不審な行動に出ます。
秘かに彼女の跡をつけるクリスに衝撃の事実が。
『Sittin' in the balcony (バルコニーに座って)』
ローズ(♀)とルディ(♂)はルームメイトの仲。
お互い気に入らないところもあり、たびたび衝突するものの、頼りあって暮らしています。
そんな二人にもついに別れの日が来るのでした。
※初めて読んだときは旧版でした。この画像はその後出た新装版。
いずれも登場人物は社会の底辺に生きる人たちで、かなりシビアな事件も起こります。
冷徹な筆致に読んでて切なくなる場面も少なくありません。
しかし、いったんは突き放したような描きぶりをしておきながら、どこかに一筋光が見えるような落ちをつけてくれるので最後はほっとしたり。
この方の絵はとにかく色っぽい。そしてアングルが実にいいんですね。
人物といい背景といい、「何でこんな角度から描けるの!?」とただただ感激。←洒落か?
最後に古本屋で購入したこの一冊をご紹介しましょう。これも泣けますよ。
『トゥルー・ブルーは決して色あせない』
ボニーは一人息子を育てながら父親から譲り受けたダイナーを切り盛りしています。
別れた夫のミッキーは長距離トラック運転手。
カリフォルニアとフロリダを往復する毎日で奥さんとはすれ違いばかり、とうとう愛想を尽かされたのでした。
ある日ミッキーの前に、ミュージシャン志望の少年が現れます。
私も読ませてもらったのですが、絵柄と言いストーリーと言いそれまで見たこともない独特の世界観に打ちのめされたものです。
Tractusさんのお宅で偶然名前を見かけ、どうにも書かずにはいられなくなりました。
作者は多田由美さんで、その漫画とは次の2冊です。
『トイ・ドール』
ミッシェルとクリスの若いカップル。
二人の間にはバービーという娘も生まれ、貧しいながら協力して子育てを始めました。
しかしあるときミッシェルが不審な行動に出ます。
秘かに彼女の跡をつけるクリスに衝撃の事実が。
『Sittin' in the balcony (バルコニーに座って)』
ローズ(♀)とルディ(♂)はルームメイトの仲。
お互い気に入らないところもあり、たびたび衝突するものの、頼りあって暮らしています。
そんな二人にもついに別れの日が来るのでした。
※初めて読んだときは旧版でした。この画像はその後出た新装版。
いずれも登場人物は社会の底辺に生きる人たちで、かなりシビアな事件も起こります。
冷徹な筆致に読んでて切なくなる場面も少なくありません。
しかし、いったんは突き放したような描きぶりをしておきながら、どこかに一筋光が見えるような落ちをつけてくれるので最後はほっとしたり。
この方の絵はとにかく色っぽい。そしてアングルが実にいいんですね。
人物といい背景といい、「何でこんな角度から描けるの!?」とただただ感激。←洒落か?
最後に古本屋で購入したこの一冊をご紹介しましょう。これも泣けますよ。
『トゥルー・ブルーは決して色あせない』
ボニーは一人息子を育てながら父親から譲り受けたダイナーを切り盛りしています。
別れた夫のミッキーは長距離トラック運転手。
カリフォルニアとフロリダを往復する毎日で奥さんとはすれ違いばかり、とうとう愛想を尽かされたのでした。
ある日ミッキーの前に、ミュージシャン志望の少年が現れます。
by oka002
| 2006-03-15 22:43
| 書物の歓び