少しタガのはずれた絵日記


by oka002
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カテゴリ:書物の歓び( 33 )

『ポルトガルの海』

以前にもご紹介した、またNHKのTV番組「探検ロマン世界遺産―シントラの文化的景観―」でも名前の出ていたポルトガルの詩人、フェルナンド・ペソア(1888-1935)。
ポル愛を標榜するものとしてはやはり一度は読んでおきたいな―と思い、広島市立図書館で借り出しました。
「探検ロマン―」でも登場したこちらの(↓)本です。
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ポルトガルの海 フェルナンド・ペソア詩選
池上岑夫 編訳 彩流社



このペソアという人なかなかのアイデアマンだったと見えて、本名の他にいくつかの「異名者(heterônimos)」と呼ばれる名前を持ち、それぞれに違った人格とバックグラウンドを設定した上におのおの違う作風で詩を書いていたそうです。次の3人がその代表格。

自然詩人のアルベルト・カエイロ(Alberto Caeiro)
異教的で古典的な作風のリカルド・レイス(Ricardo Reis)
前衛的で大胆なアルヴァロ・デ・カンポス(Álvaro de Campos )

本書にはこの3人に加え、勿論ペソア本人による詩も収録されています。
異名者の1人、リカルド・レイスのから、短い詩を1編ご紹介しましょう。

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by oka002 | 2007-11-27 22:19 | 書物の歓び | Trackback | Comments(0)

周回遅れ

a0063926_22201793.jpgアメリカ滞在中の妹から、バースデープレゼントが届きました。
もうとっくに読み終えているポッタリアンの方も多いことでしょう。

『Harry Potter and the Deathly Hallows』

図書館に頼んでも順番が回ってくるのはいつになることか。
さりとて自分で買うのも面倒という邪な魂胆から誕生日にこじつけリクエストしてみたところ、本当に送ってきてくれたのでした。

大層遅ればせではありますが、ハリポタ最後の旅に私もそろり出立いたします。
とりあえず第33章辺りから。←オイッ(゚Д゚ ;)!!
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by oka002 | 2007-11-11 22:20 | 書物の歓び | Trackback | Comments(2)

手始め

かねてよりの宿願叶い、昨夜から使い始めた「LISMO!」。
いの一番にケータイ転送したのは、この本の付属CDです。
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『ポルトガル語のしくみ』市之瀬 敦(著) 白水社

著者の市之瀬さんはサッカー、とりわけポルトガルサッカーの熱烈な愛好者です。
スポーツナビ」に書かれるコラムはポルトガルファンにとっては貴重な情報源であるとともに、愛情たっぷりにユーモアを交えて綴られた文章は読者を楽しませてくれます。
EURO2004ポルトガル大会の折にはこの方がコラムと共に「ポルトガルゼミ」まで開いてくださり、未だに面白く読んでいるほどです。

まあ、そういう方がお書きになったポルトガル語教本ですから(と言ってもそれほど堅苦しいものではありません。軽い読み物としても充分楽しめます)、読み手としては俄然空想が働くわけでして。
なにしろ真っ先に出て来る例文からしてこれですからね。

Nuno ama Clara. (ヌーノはクララを愛する)

この単純な文章でさえ、「クララとは、いずこの奥方でござりまするな?それかお兄さんと瓜二つな妹さんとか?」と思わず含み笑いも出るアホが約1人。
その後いくらも読み進めないうちに

Nani joga futebol. (ナニーはサッカーをする)

なんてのが出てきて「そのまんまじゃないですか」と突っ込んでみたり。
さらに続けてもう一例。

Cravinho chama Carvalho. (クラヴィーニョはカルヴァーリョを呼ぶ)

これなど「カルヴァーリョ…今度は何をしたの?クラヴィーニョって誰よ?」と、もはや文法などそっちのけで盛り上がってます。←オイッ(゚Д゚ ;)!!

冗談はさておき(実はそれほど冗談でもなく)、この本を読んでいるとポルトガル語もしくはポルトガルの周辺情報が自然に頭に入ってきて、非常に面白いです。
例えば第二章に「ルイス・フィーゴの隠された“真実”」というセンセーショナルな表題のついた一節があります。
何事かと鼻息も荒くページを開いてみると何のことはない、前に当ブログでもお話したことのあるポルトガル人の姓名を解説した箇所でした。
洗礼名が2つに苗字が2つ、母方と父方の両方をつけるという例のお作法ですね。
ただし、ポルトガルの法律では6単語までの登録が認められているとか、既婚女性は元の苗字(母姓+父姓)に夫の最後の苗字を付け加える場合もあるなど、全然知らなかったことも記されていて思わず「へ~」と唸ってしまいました。

CD末尾の方にはポルトガル文学鑑賞?と言えるパートがあります。
「ここに地終わり、海始まる」で有名なカモンイスの詩「ウズ・ルジアダス」や、名前を聞いて是非読みたいと思っていたフェルナンド・ペソアの詩が収録されていたのには感動しました。
また、早口言葉やベンフィカ(ポルトガルの名門サッカーチーム)の応援歌なども入っています。
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by oka002 | 2007-08-06 23:08 | 書物の歓び | Trackback | Comments(2)

デザインも圧巻?な7巻

先だってご案内したとおり、一時帰国していた妹を昨日送り出しました。
朝、妹と両親を乗せて車で1時間足らずのところにある広島空港まで行き、搭乗時刻までのひと時を過ごしました。
レストランでお茶をいただくやら、売店にお土産を買いに行くやら、その売店で広島限定「じゃがりこお好み焼き味」なんか見つけて凍りつくやら。
面白おかしく笑って別れ、飛行機が出るのを見送りました。
帰りはちょうどお昼に掛かりましたので、空港からさほど離れていない小谷サービスエリアと言うところで食事。幸か不幸か「広島風皿うどん」なるメニューを発見して、つい物珍しさから注文しました。
いや美味しかったですよ普通に。何を以って「広島風」と呼ぶのか不明でしたが、とりあえず餡の上には青海苔が振りかけてありました。
今日午後には妹から「無事アメリカの家に帰った」との電話もあったとか。

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さて、そうこうしている間に巷では、7月にも出版されるハリー・ポッター最終巻『Harry Potter and the Deathly Hallows』の表紙が公開されましたね。
BBCニュース

※画像はチャイルドバージョンの部分ですが、「enlarge image」をクリックすると全体が表示され、アダルトバージョンも合わせてご覧になれます。

これは…どういう場面なのでしょうね?チャイルトバージョンは何か金貨や宝物が洪水のようにあふれていて、その上を三人組が流されていくように見えます。
またアダルトバージョンは、ペンダントのようですね。青い石で飾られたイニシャルは「S」と、なにやら意味深なアイテムの登場です。
本が出る出るといくらニュースで言われても「あ~そうですか」と聞き流してしまいがちですが(近年は特に)、こうして具体的に絵で見せられるとにわかに空想を掻き立てられますね。
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ところで、ポルトガルには「ハリー・ポッター」の愛称で親しまれるサッカー選手もいるんですね。
その方の名はリカルド・クアレスマ(Ricardo Quaresma)さん。(日本語では「カレスマ」と表記されることもあるようです)
栗坊より1つ年上なだけの若い選手ですが、最近ますます調子を上げて来ている模様。つい先日の代表戦でも魔法のようなスーパーゴールを決めて、スタジアムを大いに沸かせたらしいですよ。
UEFAニュース

…「カレスマのカリスマ性」とか言われましてもねぇ…
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by oka002 | 2007-03-30 21:42 | 書物の歓び | Trackback(1) | Comments(2)
「一月は往ぬる」の言葉に違わず、早くも今日から二月となりました。
今月は私がいつも楽しみに待っている半年毎のイベントがあります。
そう、毎年春と秋に行われる岩波文庫リクエスト復刊です。
このたびのラインナップには好きな作家が何人も含まれていて、喜びも一入。
(マキアヴェルリの『ローマ史論』はなかなか面白いですよ)

数ある中でも『バーンズ詩集(バーンズ)』に『湖上の麗人(スコット)』。
わが愛するスコットランドの二大巨匠キタ─wヘ√レv~(゚∀゚)─wヘ√レv~─ !!!
ということで私の中ではもう既に、スコットランド祭りの準備が始まっています。

【参考資料】 昨年のスコットランド祭り

実を言うと『バーンズ詩集』は、以前復刊された際書店で見かけていたにもかかわらず購入を見送ってしまったのです。
今度は逃がさんぞぅ。←誰モ逃ゲナイカラ…(゚Д゚ ;)
『湖上の麗人』はどんなお話か知りませんが、一緒に買って読みます。(予定)
エディ・リーダーが歌っていた「ジョック・オ・ヘイゼルディーン」みたいなのを期待。
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by oka002 | 2007-02-01 23:21 | 書物の歓び | Trackback | Comments(0)

最終章

映画4作目も終わってしばらく経ち、私の中でも大分前から鳴りを潜めていた感があったのですが、そこはR女史。
ミリオンセラーもいよいよ終幕を迎える第7巻、ついにタイトルが決まったそうで。

ニュース記事は→こちらほか

いつもながら、あれこれ想像をかきたてられる題名ですね。
ということは、今頃海外ファンのイラストサイトは花盛りかもしれません。
久々でお伺いしてみましょうか。
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by oka002 | 2006-12-22 20:03 | 書物の歓び | Trackback | Comments(2)
青島幸男さんが亡くなったとも報道され、ショックを受けている暇もなく。
ムーミン…・!゜*。(ノд`)。・*'←違

女優の岸田今日子さん死去

女優さんとしてはどんな作品に何役で出ていたか咄嗟には思いつけませんが、割と好きな方でした。
ムーミンの声の人というイメージが余りにも強烈すぎて…ナレーター役で活躍することも多かったですしね。
あの容姿と声で独特の雰囲気を出していて、とにかく存在感のある人でした。
ご冥福をお祈りいたします。

女優、声優、文筆家etc.と多才な岸田さんでしたが、翻訳でも傑作を残しています。こちらもその中の一冊。
自分の愛読書を尋ねられたら、真っ先に挙げるでしょう。
いつ読んでも心がほんのり温まる、本当に大好きな本。
いずれこの場でご紹介しようと思っていたのですが、まさかこんな形でとは(涙)。

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ママ・アイ ラブ ユー』 
ウィリアム・サローヤン 著
岸田今日子・内藤誠 訳
(新潮文庫)
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by oka002 | 2006-12-20 20:26 | 書物の歓び | Trackback | Comments(4)
コミックのヒットに続きテレビドラマも作られたりして、凄いブームになっておりますね、二ノ宮知子女史の『のだめカンタービレ』。

私の姉は幼少のみぎりからピアノなぞ習っていて、音楽には多少覚えがありますので、当然の如く全巻揃えて夢中で読みふけっている模様。
ドラマの方は見ているのでしょうか、こちらはいちいち尋ねもしないからわかりませんが。
私はといえば原作も読んでなければドラマも見ていませんので、どれほど面白いか不明。
多分、音楽に造詣の深い方ほど楽しめる作品だろうと推察されます。
私個人的には、二ノ宮先生と言われて思い出すのはこちら。

『ニッポンの貧乏―笑ってごまかす日本の現実』

この本が初めて売り出された当時、書店に平積みされていたのを何の気なしに取り上げて開いたのが運の尽き。
笑いを必死で噛み殺し、窒息しそうになりながら読み通したのをはっきり覚えています。←買ッテ読マンカイ(゚Д゚ )ゴルア!!
いやもう、好きでしたね、あの達観した世界。
アマゾンによると、この作品が出版されたのは実に1993年のこと。
確かこの頃は不況の真っ只中、「貧乏」が時代のキーワードにさえなっていたような。
中野孝次先生の『清貧の思想』といったベストセラーも出ていたように思います。
あれから既に一回りも過ぎ、いまや貧富が二極化する「格差社会」などと言われています。
ひとつまみの「富める者」になれない「その他大勢」としては、世相を笑い飛ばして生きるたくましさが今また必要とされているのかもしれません。
『のだめ』にあやかって『ニッポンの貧乏』が復刊されないものでしょうか。
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by oka002 | 2006-12-11 22:05 | 書物の歓び | Trackback | Comments(2)

ラウテ(古代の琵琶)

わたしはラウテ。わたしの胴を―
わたしの丸みを帯びた美しい条線を
語るなら 熟れた無花果を語るがごとく語れ。

私の内部からのぞく黒をまず語れ。
それはトゥリアの黒。彼女の羞いは
あまり多くのものを含まなかった。
彼女の明色の髪はただ明るい広間のようだった。

しかし彼女はときどき 私の身体から
ほのかな音色を彼女の顔にうつし 私の弦に合せて唄った。
わたしはトゥリアの嫋々しさにわが身を引きしめた。
わたしの内部はいつしか彼女の内部だった。


※筑摩世界文学大系60『リルケ』のうち「新詩集」より(大山定一 他訳)
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結局のところ、私はどうやら詩歌というジャンルが好きなようです。
今回もたまたま手に取ったこの本を開くと、そこに思わず目を見張るようはみずみずしい表現に出くわしました。
気に入ったので、こちらに書き留めておきます。

楽器を取り上げた文学作品はいくつかありますけど、どこか謎めいているというか、影のある不思議な色気を醸しだしているように思います。。
形状や音色など、楽器そのものが本来的にミステリアスということもあるかもしれません。
その楽器を演奏する(していた)人の存在を匂わせるところがまた奥ゆかしいですね。

しかしリルケなんて、これまでかろうじて名前を聞いたことがあったくらいでしかなかったんですけどねぇ…。
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by oka002 | 2006-11-24 23:29 | 書物の歓び | Trackback | Comments(0)

民主主義万歳

「戦争は邪悪な人間を取り除くよりも、かえって多くの邪悪な人間を作り出すから、いとうべきだ」

『永遠平和のために』 (カント著 宇都宮芳明訳 岩波文庫) p64

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その時間がないわけでもないのに読書から遠ざかってしまい、自分でもこれはまずいと思う昨今です。
たま~に本を開くと、上のような素晴らしい警句に出会えて心を揺さぶられました。
あるギリシア人の言葉として紹介されていますが、訳注によると出典不明。
もしかしたらカント自身の創作なのでは?とさえ想像されます。
それにしても含蓄のある言葉です。現在の世界情勢を考え合わせると特に。
これぞ書物の歓び、読書の醍醐味と言えましょう。さて

太平洋の向こうでは大統領閣下がお困りのご様子。
おかげさまで私のほうは、ここ数年なかった清々しい心境で笑いが止まりません。
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

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by oka002 | 2006-11-09 22:34 | 書物の歓び | Trackback | Comments(0)