2009年、映画は「チェ」で始まる(予習編)
2009年 01月 10日
劇場まで足を運んだのは、何ヶ月ぶりでしょうか。それとも1年単位か?
このところ何かと家庭内が慌しく、映画はおろか純粋に1人でのんびり街歩き…などと言うことからも大分遠ざかっていました。
今日は珍しくも暇ができましたので、久方ぶりに映画を見てまいりました。
今年公開される作品の中には、新年早々いきなり期待大なものがありますね。
冒頭は『チェ 28歳の革命』のワンシーン(原題は『L'Argentin』)。
いわずと知れたキューバ革命の立役者、エルネスト・“チェ”・ゲバラを主人公とする2部作の第1部です。下は映画ポスター。説明するまでもなく右の男性がデル・トロさん扮するゲバラです。
『28歳の革命』、広島でも本日10日から公開されました(『チェ』第2部の『39歳別れの手紙』も月末に公開予定)。
同時に関連作品として、『モーターサイクル・ダイアリーズ』が広島サロンシネマにて一週間限定で再上映されております。本日見に行ったのはこちらの方(前置き長ッ)。
2004年の作品ですから、とうにご覧になった方も多いことでしょう。
故郷のブエノスアイレスから友人とバイクで巡る旅。旅先のそこかしこで出会う人々のある者は貧しく虐げられ、またある者は瀕死の病に侵されながらも懸命に生きていました。南米大陸の雄大な自然がこれと強烈な対比を見せています。旅を終えた若きゲバラの心に何かが芽生えるという筋。
今をときめく若手俳優ガエル・ガルシア・ベルナルさんが、後にチェ・ゲバラと呼ばれるエルネスト青年を好演しています。
なにせ私がこの方を初めて見たのはかの『恋愛睡眠のすすめ』ですから、なんというか物凄く「まとも」な役柄。でも時折見せる可憐?な表情はゲバラになっても不変です。世知に長けた友人役の方もとぼけたいい味を出していて好感を持ちました。
ゲバラについて私が何を知っているというわけでもないのですけど(実際これを見て初めて彼がアルゼンチン人だと知ったほど)、若年より「抵抗」という生き方に憧れのようなものを抱くひねくれ根性ゆえでしょうか、かなり楽しみにしております。
ちなみにこのゲバラさん、意外にも我が地元・広島に所縁がありまして。
キューバ政権が誕生した1959年の来日時に広島にも立ち寄り慰霊碑に参拝、原爆資料館を見学したほか、写真撮影などしていたのだそうです。
【参考資料】 慰霊碑の写真あった ゲバラが1959年の広島を撮影(中国新聞)
映画鑑賞の後、そういえばこんな漫画もあったなと読みたくなるこの頃。←オイッ(゚Д゚ ;)!!
『ゲバラちえ子の革命的日常』 しりあがり寿
by oka002
| 2009-01-10 23:22
| 世界は舞台 人生は花道