少しタガのはずれた絵日記


by oka002
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一粒で何度もおいしい感動作『エターナル・サンシャイン』

前にも書いたことですが、何と私はこの2月まであの傑作映画『マスク』を見たことがありませんでした。
当代随一の喜劇俳優との呼び声も高いマニシェの足と頭をつまんでちょっと引き伸ばした形の彼、ジム・キャリーさんの至芸に、そこで初めて触れたわけです。これほど面白いものをずっと知らずに過ごしたのは何とも勿体無いことですが。

同じくキャリーさんが主役を張る『エターナル・サンシャイン』。かねてある方から「いいよ」と聞いてDVDを入手し、もう大分前に鑑賞しながらなかなか感想を書けずにいました。かといって今もそう巧く書けそうにありませんが。

この映画、「泣ける」と聞いていたので念のため家人に邪魔されないよう部屋に籠り、パソコンにDVDをセットして鑑賞。
①英語+日本語字幕で一通り見た後②日本語吹き替え(字幕なし)、更に駄目押しで③英語+英語字幕とぶっ続けに3回見、3回ともたっぷり涙を絞られました。
しかも、見るたびに泣きポイントが変わるような気が…



  
【あらすじ】
バレンタインデーも近いある日、ジョエル(ジム・キャリー)は恋人のクレメンタイン(ケイト・ウィンスレット)と喧嘩別れしてしまいました。
なんとかクレメンタインと仲直りしたいジョエルは、翌日プレゼントを持って彼女の仕事場へ会いに行くものの、彼女はまるで初対面のようなそっけない態度。
親友夫婦に愚痴をこぼすジョエルにショッキングな事実がもたらされます。
あろうことか、クレメンタインは「ラクーナ社」という業者に頼んで自分の脳内からジョエルの記憶を完全に消去してしまったのです。
傷心のジョエルはラクーナ社に駆けつけ、同じくクレメンタインの記憶消去を依頼しました。
その夜、眠るジョエルの部屋にラクーナ社の技師たちがやってきて、彼の記憶からクレメンタインを消しにかかります。
彼女との思い出をさかのぼるうち、彼は「この記憶を消したくない」と思い直しました。技師から記憶を守ろうとする彼と、思い出のクレメンタインとの脳内逃走劇が始まります。……


映画の終盤近く、クレメンタインと初めて会った記憶にたどり着いたジョエルに彼女が語りかける台詞。
「この記憶も、じき消えるわ。どうする?」
ジョエルは答えて「楽しもう」
消去作業完了の直前には、車窓から見る風景のように彼女の記憶が切れ切れに現れます。それを淋しげに、かつ愛しげに眺めるジョエル。
印象的なエピソードに事欠かないこの作品の中でも、ひときわ心を打つ2場面です。
恋人に去られるのは確かに辛い。でも彼女(彼)との思い出には楽しいことや幸せなこともたくさんあった。それら全部ひっくるめて大切な記憶だった。
これは何も恋愛に限らず、人生そのものにも言えるのでは。奇抜なストーリーにも普遍的な真理が巧みに織り込まれて見る者に感動を呼び起こすのです。

大画面で見られなかったのは残念でしたが、自宅鑑賞用にDVDを持つ値打ちは充分あると思います。本当に何度も、何度も繰り返し見て楽しみたい一本です。
ミシェル・ゴンドリー監督と脚本家による音声解説は、制作背景など色々わかって楽しい。ジム・キャリーが様々な素顔を見せるメイキングも非常に面白いですよ。
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by oka002 | 2007-06-25 23:48 | 世界は舞台 人生は花道 | Trackback | Comments(0)