少しタガのはずれた絵日記


by oka002
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「姫」は現代のトレンドか?『オーロラ』

a0063926_2150972.jpg昨年来フランスといえば、ジダン憎し。

いや違う、今日はそういう話題ではありません。
マリー・アントワネット』は、どうやら予告編を見ただけで終わりそうな公算が日増しに強まっています。ま、いいですけどね。
実を言えばそれより余程観たかったのがこの『オーロラ』(2006・仏)。
上映館は広島市内でただ一ヶ所、23日の終了も迫って来ているので本日行ってきました。

オーストリア皇女でフランスに嫁いだマリー・アントワネットは、世界でも指折りの有名なお姫様。かたやオーロラも、小さいながられっきとした王国のお姫様。
こうして並べてみると、『姫様物』とでも言えそうな乙女心をくすぐるタイプの映画が次々に作られているのですね。
現実には社会で様々な困難にチャレンジする女性の「でも私だって、一遍ぐらいお姫様みたいに扱われてみたいわよね」という秘かな願いに応えるかのような「お姫様擬似体験ストーリー」が量産されるのも、時代の趨勢でしょうか。
そういえば一緒に入ったお客さんの中にも、かすかに姫っぽいワンピースを着てきた人がいました(笑)。

さて、『オーロラ』を見ての感想。
いろいろありますが、まずこれだけは言わせていただきたいと思います。



  
山海塾ですか!?
フランス人の思い描く日本の踊りのイメージは、山海塾なんですか?(号泣)

【あらすじ】-----------------------------------------------------------------------------------
昔、ヨーロッパのとある小国に大層踊りの好きなお姫様がいました。
美しいオーロラ姫の踊りに見とれるのは弟のソラル王子。
ところが父王は、なぜか国中で踊り禁止令を敷いていたのでした。

折しも国は財政破綻の窮地に。大臣は、姫をどこか金持ちの王子と結婚させるよう王に進言します。(後にこの大臣が、大変な曲者だったと判明)
王はしぶしぶ舞踏会を催すことにし、姫にはメヌエットだけ踊ることを許す一方で、相手の王子に贈るために姫の肖像画を描かせます。政略結婚とは露知らず、大好きな踊りができるというだけで無邪気に喜ぶオーロラでした。

舞踏会当日、現れたのはアブダラ王子。同行した踊り子たちがアラビアの妖艶な踊りを披露します。やがてメヌエットが始まり、王子は姫に結婚を申し込んだものの、結婚などに興味もない姫はさっさと立ち去ってしまいました。第一の縁談はあえなく破棄。

どうでも姫を縁付かせたい父王は再び舞踏会を計画、また肖像画を用意させます。ところがモデルとして画家の元へ通っているうち、オーロラはなんと画家に心をひかれていったのでした。
さて、舞踏会当日。現れたのはジパンゴ国の王子です。ここで初めに大書した「山海塾」的な、舞踏会と言う場にはおよそ不釣合いな前衛ダンスが披露されます。姫はもとより観衆全員ドン引きしているのに目もくれず「お気に召しましたか?」と全く空気の読めないジパンゴ王子(爆)。当然破談です。

こうしている間にも国の財政は逼迫するばかり、父王は起死回生を狙って三度目の舞踏会を開きます。この直前に姫と画家の恋が発覚し、画家は投獄されました。第三の求婚者、ヌシャトー国の王子に姫は「他に好きな人がいる」ときっぱり。一旦脱獄した画家も衛兵に殺されました。

いやもう、大筋だけなら本当によくある「身分違いの悲恋」ですね。しかしここで終わらないのがフランス映画界、ひいてはオペラ座バレエの真骨頂←?
何でか知りませんが、姫が窓からふわふわ飛んでいって(オーロラじゃなくてウェンディか?)死んだはずの画家と雲の上でダンス。ソラル王子はというと独学で絵を勉強して画家になり出奔。
後には最愛の王妃を失った父王だけが残され、国家も家庭も崩壊してなんともやるせない状態で幕が下ります。

【あらすじここまで(長ッ)】--------------------------------------------------------------------

オーロラ姫を初めとしてバレエはとても美しいし(山海塾は勘弁)、映像としては見所も多いですが、ストーリーと演出に多少の無理があるかな~と少し残念に思いつつも結構楽しませてもらいましたね。
とりあえずこの映画について、私の極めて主観的な見所としましては

◆ オーロラの可愛い顔と優雅なダンス
◆ 登場人物の豪華な衣装(吊袖のドレス、やっぱりたまらん)
◆ どう見ても日本的でないジパンゴ王子のいでたち

以上の3点に尽きると思います。あと「山海塾」は別格。←しつこい

あ~そういえばもう一つの「姫映画」、『パフューム』も観に行かなくちゃ。
ローラは「姫」とは少し性質の違うお嬢さんらしいですが、あのドレスはやはり「姫」と呼ぶにふさわしいでしょう。
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Commented by shougun56 at 2007-03-19 23:05
あ〜見ればよかった〜〜〜ジパンゴ王子〜〜〜
残念(´・ω・`)
Commented by oka002 at 2007-03-19 23:20
>yu-koさん もうね、この上なく突っ込み所に事欠かない映画で、ある意味隠れた傑作です。
ジパンゴ王子(もう、どうしても「ジパング」って入力しちゃう)の初登場シーン、一目見て絶対中国だと思ったのでショックでしたよ。
あの着物なんか、漢和辞典に出てた古代中国の役人そっくりなんですから。
ところで王子役の竹井豊さんはご存知ですか?それともご贔屓?
Commented by shougun56 at 2007-03-20 09:07
trailer見たけど、やっぱりみるべきだったわ〜〜〜
(ジパンゴ王子出てこなかった‥‥)
DVD出るかしら〜〜〜
>竹井豊
ぜーんぜん知りませーん。
Commented by oka002 at 2007-03-20 23:09
>yu-koさん 竹井さんがお目当てでなかったとすると、やはりさ…(以下略)。
いちおう熱帯雨林の「DVDトップ化リクエスト」にはリストアップされていましたが、出してくれますかどうか。
by oka002 | 2007-03-18 23:40 | 世界は舞台 人生は花道 | Trackback | Comments(4)