少しタガのはずれた絵日記


by oka002
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神楽を堪能してきました(でも半分だけ)

a0063926_21555178.jpg神楽なんてのは全国どこでも神社で奉納されていて、有名な地域もあちこちあるようですが。
石見地方(島根県)で栄えた『石見神楽』もその一つです。
その余薫は安芸地方(広島県)にも伝わりまして、西中国山地一帯にいくつもの神楽団が活躍しているわけです。
各地の神社のお祭りに呼ばれて演舞するのは勿論、今は地域のイベントにもたびたび登場しますし、神楽を常時見られる温泉宿泊施設もあるようです。
それら沢山ある神楽団が一同に会する「RCC早春神楽共演大会」が年に一度、2月に開催されます。
今日はこれを観に、朝早くから父親を乗せて広島厚生年金会館まで走りましたよ。(ちなみに上の絵は『大江山』の酒天童子とその眷属)

父も田舎の人で、子供の頃はお宮で神楽を見ていたこともあったそうなので、気晴らしがてら昔のことでも思い出してみては…と母が気を遣って行かせたのです。つまるところ、ほとんどリハビリみたいなものです。

我が家の事情はともかくとして、出演する神楽団はいずれも名の通ったところばかり。
実際に見るとやっぱり巧いなと思います。それに、場慣れしているだけあってこういう劇場で「見せる」技も心得ている。すばらしく面白いです。
豪華な衣装を着た舞手がゆったりと優雅な所作を見せ、あるいは急速に荒々しく舞台を旋回する様は目も彩な見事さです。
演目には鬼退治の場面が多いですが、衣装に細工がしてあって合戦の段になると一瞬で甲冑のような形に変わります。歌舞伎だと『ぶっ返り』と言うんだったかな?これがとても巧いので、いつの間に変わったんだかわからないくらいです。
いわゆる「殺生石伝説」を取り扱った『悪狐伝』では、妖狐役の舞手が初め美女の顔をして出てきますが、ちょっと袖を動かすだけで鬼女の面になり、さらに2人一役を上手に交代して狐に変化する有様を表現していました。『塵倫』は大鬼役の所作が実に巧かった。迫真の演技で最後まで観客を沸かせました。
また厳かな舞の合間にコミカルな会話(広島弁!)を挟んでみたり、いきなり観客席から現れて餅撒きを始め、舞台でもアドリブ連発で笑いを取る人も。
劇場用にいくらか洗練されているとはいってもそこは地方色豊かな神楽、歌舞伎とは少し違った野性味があるのがまたよい。
当然ながら囃方の奏する楽も大事な要素です。太鼓と鉦、笛の簡素ながら力強い響きはどこもよかったけど、とりわけ『悪狐伝』を奏した大塚神楽団は笛方の女の子が抜群に巧いと思いました。こんな風に吹けたらいいなぁ…と羨ましくなりました。

満場の観客も熱烈な神楽ファンが大勢、中には特定の神楽団のご贔屓もいると見ました。
演舞の合間に掛け声が掛かるのはまあいいとして、口笛まで出るのはどうよ…?どうやら外国人の方も観に来られていたようです。
a0063926_23173522.jpgロビーではお弁当の他、神楽団がある地域の名産品が販売され、大勢の観客が買い求め美味しそうに食べていました。神楽に用いるお面や杖(レプリカ?)、扇子も。今日の大会のDVDの予約販売までしているのに至っては、天晴れ商魂と感心させられました。
←本日の戦果、笛袋(2本入り)

ともかくもいろんな方に観ていただきたい楽しいイベントでしたよ。ただ実を言うと私たち親子は半分しか観ておりません。何しろ演目は都合10題。そのひとつひとつが1時間ぐらいあるのですから、最後までいたら夜に掛かってしまいます。よって第二部が終わった2時30分頃に、あと5演目残して帰路に着きました。

よろしかったらこちらも是非ご参照ください。
神楽ルネサンス(中国新聞特集)
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by oka002 | 2007-02-25 23:19 | 世界は舞台 人生は花道 | Trackback | Comments(0)