少しタガのはずれた絵日記


by oka002
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幸せになりたければこの人の芸を見よ ダニー・ケイ

今日はまず、NHKのBS2をご覧になれる方にお祝いを申し上げます。

3月5日(日) 前0:40~2:11(4日深夜) ミッドナイト映画劇場
『散り行く花 BROKEN BLOSSOMS 』(1919年・アメリカ)

ヒロインの可憐さを愛で、主役の「中国人青年」に突っ込みを入れながらも見るべし。

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さて、上記の作品も含まれますが、このごろは洋画の古典とも言うべき名作DVDがびっくりするような安値で買えるんですね。
私も週末にとんでもなく懐かしいものを見つけてしまいました。
昔通ってた図書館で、何度も借り出した思い出深い作品です。

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ダニー・ケイの検察官閣下』(1949年・アメリカ)

もうお分かりでしょうが原作はニコライ・ゴーゴリの戯曲。
これを喜劇の名優、ダニー・ケイが問答無用に楽しい極上ミュージカルに料理してくれたのです。ハラショー!






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ジプシーの青年ゲオルギーは仲間とインチキ薬の行商をしていますが、お人好しで正直な性格が災いしていつもドジを踏んでいます。
親分のヤコフにも見放され、とある村に迷い込んだ末に間違って投獄されてしまいました。
ところが市長をはじめ村の名士たちになぜか大歓待され、下へも置かぬもてなしを受けます。
実は皇帝からの検察官がお忍びで来るという知らせが事前にあり、いずれも脛に傷持つ悪徳政治家は戦々恐々、ゲオルギーを検察官と勘違いしていたのでした。
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私が図書館で見たころはまだビデオテープの時代で、タイトルも『拝啓、検察官閣下殿』といいました。
偶然目にとまったこの映画で、ダニー何てチャーミングなんだ!とすっかり惚れ込んでしまったものです。
ぼろ服をまとったドジで情けない若者のときでさえ、どこかにおっとりとした上品さが漂っています。
立派な服を着せられ、りゅうとした姿に変わっていや増す芸の冴え。
実際、銀モールの付いた豪奢な軍服に身を固めた彼が

   奥様もう一回申し上げます。メモのご用意を。
   銀モールの付いた・豪奢な・軍服ですよ。

歓迎会で情感(と顔芸)たっぷりに歌い、指揮者気取りでコーラスを指導し(後年本当に指揮者もしたそうですが)、自分の奏でるヴァイオリンに酔って涙し、剣を持って飛び跳ねるところを見たら笑い転げると思いますよ。
まさにダニー・ケイ独演会、本作のクライマックスです。
彼が歌って踊るジプシー民謡のように緩急が絶妙の間合いで交錯します。
台所で女中さんに言い寄るを慰める時の優しみに溢れたしぐさも必見。
女性なら間違いなく惹きつけられるでしょうね。そしてお約束のハッピーエンド。
ダニーのあたたかな芸風と人柄にきっと癒されるはずです。
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by oka002 | 2006-02-28 23:07 | 世界は舞台 人生は花道 | Trackback | Comments(0)